筑前日誌

この世で起きた事件について語ります

山梨県道志村で発見された人骨 DNA型検出されず

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どうもこんにちは、筑前です。本日、山梨県道志村で発見された子供の頭の骨のDNA鑑定結果が近く出るという記事を取り上げましたが、結果が出たようです。

 

山梨県警道志村の山の中で見つかった頭の骨の一部を鑑定した結果DNAが検出されなかったことを明らかにしました。

骨の発見現場周辺では3年前、近くのキャンプ場で行方不明となった当時小学1年生の小倉美咲さんが履いていたものと特徴が似ている運動靴が見つかっていて警察はこちらのDNA鑑定も進めています。

 

ヤフコメを見ると意味を理解できていない方が居たので簡単に説明すると、まず人骨のDNA鑑定は血液や皮膚などより難しく、発見された場所の環境や保存状態によっては結果が出るまでに時間がかかると言われていました。今回の場合は骨の保存状態が悪かったためにDNA型が検出できなかったのではないのでしょうか?別の記事によると特定できるだけのDNA型が出なかったようで、別の方法で鑑定を行うようです。これがもし事件だった場合は1984年の城丸君事件のようになってしまうかもしれません。城丸君事件では被害者の城丸君が当時29歳の元ホステスの女のアパートの階段を上がっていったという目撃証言があり、女を事情聴取するも、有力な情報は得られず、その2年後に女の稼ぎ先の自宅が出火し、女の夫が死亡する火災が発生。そして死亡した夫の弟が焼けた家を整理すると焼けた人骨を発見し、警察に通報。その後DNA鑑定によってこの人骨が城丸君というのが判明し、女を殺人罪で起訴するも、裁判では人骨が城丸君なのが認定され、城丸君が女の元にいる間、女の犯罪的行為(致死行為)によって死亡した疑いが強いと認定したものの、殺意があったかどうかは疑問が残ると認定して殺人罪について無罪が下され、傷害致死死体遺棄や死体損壊などについても既に時効が成立してしまっていたためにこれらの罪で有罪にする事は出来なかったという内容です。今回の山梨県道志村で見つかった人骨もDNA型を検出できなかったということですが、上記の城丸君事件の概要では伏せていましたが、最初にDNA鑑定を行った時は身元を特定出来ませんでしたが、その約12年後に別の方法でDNA鑑定を行ったら人骨が城丸君というのがわかったのでもしかしたら別の方法でDNA鑑定するということなのでそっちで身元が特定出来るかもしれません。現時点で頭の骨だけであり、他の骨は発見されていないのでこれが事件だった場合は事件の解決は困難でしょう。もし容疑者が逮捕されても上記の城丸君事件のように何かしらの致死行為が認められるものの殺意が立証出来ずに殺人罪については無罪になってしまうかもしれません。