筑前日誌

この世で起きた事件について語ります

寝屋川専門学校生刺殺事件① 〜19歳少年、逆送決定〜

f:id:tikuzenresearch:20220421044932j:image

 

こんにちは、筑前です。今回は個人的に注目すべきだと思う事件を取り上げます。

 

大阪・寝屋川の専門学生死亡 19歳を強盗致死で逆送 大阪家裁

 

大阪府寝屋川市で3月、専門学校生の男性(20)が襲われて死亡した事件で、大阪家裁(真鍋秀永裁判官)は20日、強盗殺人の非行内容で家裁送致された無職男性(19)の少年審判を開き、強盗致死に切り替えて検察官送致(逆送)することを決定した。大阪地検が近く起訴するとみられる。

 1日に施行された改正少年法は18、19歳を「特定少年」と位置付け、重大事件では検察が起訴段階で氏名の公表を検討する。公表されれば実名報道も可能になる。

 無職男性は3月1日、寝屋川市内で吉村竜さんを刃物で刺して殺害し、現金約13万円入りのバッグを奪ったとして、地検が強盗殺人の非行内容で家裁送致していた。

 決定は無職男性が吉村さんを刺したことを認定する一方、吉村さんが抵抗で体を動かしたことから「刃物が予想外に深く刺さった可能性が残る」などと指摘。「少年に殺意を認めることはなお慎重であるべきだ」と判断し、強盗致死の適用を決めた。

 地検は現場にいたとされる無職の光亮斗(あきと)と持田多嶺(たね)の両被告を強盗致死罪で起訴したほか、18歳の男性も強盗致死の非行内容で家裁送致している。【沼田亮、古川幸奈】

 

上記の記事を見ていただいた通り、19歳少年の逆送が決定しました。しかし彼の罪状は強盗殺人から強盗致死に変わった上、計画性もさほどないように見れる事案なので量刑に影響が出ないか心配です。そして彼は''特定少年''に位置付けられる年齢なので、このまま起訴されれば甲府放火殺人事件の遠藤裕喜被告に続き、彼が実名公表2例目となります。しかし一応実名報道については「実名報道も可能」という事になっており、地検が実名を公表するか検討すると書かれていたので、下手したら遠藤被告とは違い、実名が公表されない可能性もあります。個人的には遠藤被告が実名公表1例目になってしまったせいであの事件と同等かそれ以上じゃないと実名報道はしないかもよ。という基準みたいになってしまったような感じ。彼の共犯の18歳少年はまだ逆送が決まってないですが、彼も時期に逆送されると思われます。しかし犯人が複数人いる場合は二人とも実名公表されるのでしょうか。その辺りはまだよく分かりません。

 

〜補足〜

「少年に殺意を認める事は慎重になるべきだ」と言っているけど意味が全く分からない、少年が起こした殺人事件に殺意を認められた事件は今まで沢山あるし、何故に慎重にならないといけないのかが全く分からん