筑前日誌

この世で起きた事件について語ります

寝屋川専門学校生刺殺事件④ 〜逆送された少年2人を起訴、全国2例目の実名公表〜

どうもこんにちは、筑前です。ついに寝屋川専門学校生刺殺事件について逆送された少年2人が起訴、さらに実名公表されたので急遽取り上げます。

 

今年3月に大阪府寝屋川市で専門学校生の男性が刃物で刺されて死亡するなどした事件で、大阪地検は強盗致死の罪で19歳と18歳の男2人を起訴し、実名を発表しました。改正少年法により18歳から19歳のいわゆる「特定少年」の実名が発表されるのは全国2例目で、近畿では初めてです。  この事件は、3月1日、大阪府寝屋川市で20歳の専門学校生の男性が背中を刃物で刺されて死亡し、現金およそ13万円が入ったバッグなどを奪われたものです。犯行には男女4人が関わっていて、亡くなった男性のスマートフォンからは大麻を販売する記録が残っていたことから何らかのトラブルがあったと見られています。  大阪地検は20歳以上の男女2人については3月末にすでに強盗致死の罪で起訴していますが、4月28日、犯行に関わった19歳と18歳の男をいずれも強盗致死の罪で起訴し、実名を発表しました。  大阪地検は今回、2人の実名を発表した理由を「改正少年法の主旨、及び国会での附帯決議の内容を踏まえ本件は重大事案であり地域社会に与える影響も深刻であることから諸般の事情を考慮し公表することとした」としています。  4月1日から施行された改正少年法では18~19歳を「特定少年」とし、扱いを大人に近づけるように規定が設けられました。「特定少年」が起訴され実名が発表されたのは山梨の殺人放火事件に次いで全国2例目で、近畿では初めてです。  今回起訴された2人は家庭裁判所での少年審判の結果、刑事裁判で刑事罰を科すのが相当と判断され、大阪地検に「逆送」、送り返されていました。大阪家裁は2人とも殺意はなく強盗致死罪を適用すべきとしましたが、犯行は被害者にいきなり襲いかかり、激しい暴行を加えた容赦のないもので、刃物を用いて死に至らしめており、人命を軽視する犯罪で重い責任を問われるべきとしました。一方で、2人とも内省や反省を深めつつあるとし、特に19歳の男の問題性として幼いころからの不適切な養育の影響を指摘していました。  MBSは事件の重大性を考慮しテレビニュースでは特定少年を実名で報じることとしましたが、インターネットニュースではデータが半永久的に残ることなどから匿名としました。今後も特定少年の実名匿名については事件ごとに判断して参ります。

 

この記事では名前が伏せられていましたが、19歳少年は岩川榛、18歳少年は阿世知雅斗と言うようです。賛否両論あるでしょうが実名公表に踏み切ってくれた検察に感謝を送りたいです。これをもし実名公表しなかったら今までと結局は何も変わらなかったし、悪い前例が出来てしまう所だったので良かったです。個人的に気になったのは亡くなった男性のスマートフォンからは大麻を販売する記録が残っていた事です。大麻を売ると騙して被害者を現場に呼んだのでしょうか?