豊橋車暴走3人死傷事件② 〜青野被告に懲役30年を求刑〜

どうもこんにちは、筑前です。豊橋市で3人を車で撥ねて殺傷した罪に問われている青野圭被告に懲役30年が求刑されたようです。

おととし、愛知県豊橋市で乗用車を暴走させ、3人をはねて殺傷した罪に問われている男の裁判で、検察側は懲役30年を求刑しました。

起訴状によりますと、静岡県掛川市の無職 青野圭被告（28）は、おととし7月、豊橋市大村町の県道で、時速およそ130キロまで車を加速させて、愛知県田原市の警備員 夏目喜生さんをはねて殺害したほか、作業員2人に大けがをさせるなどした、殺人と殺人未遂などの罪に問われています。

青野被告は初公判で殺意を否認していました。27日、名古屋地裁岡崎支部で開かれた裁判で、検察側は「夏目さんらをめがけて衝突したのは明らかで、強い殺意があった」などとして懲役30年を求刑。

一方、弁護側は「走行中に、周囲を正確に認識していなかった」と述べて、殺意はなかったと主張しました。判決は6月3日に言い渡されます。

検察側によると青野被告は事件の前にスピリチュアル系の啓発動画である「直感に従うといい」という動画を見て青野被告が「直感に従って、車で突っ込む事を決意した」ということですが、あまりに無理があるような動機で、そんな理由で3人を殺傷するのか？という疑問があります。当初、あまりに悪質なので無期懲役が求刑されるのでは？とも思ってましたが、有期刑の上限である懲役30年が求刑されたようです。そして安定の「８掛け」があるので、犯行時の殺意が争点となっていますが殺意が認定された場合は判決では懲役28年、29年程になると予想します。

追記

別の記事によると青野被告には双極性障害があったようで、その影響で人の姿を認識していなかった可能性があると弁護側が主張しているようですが、犯行直後の「人を殺したかった」という供述と現場にブレーキ痕が無かったということから殺意が認定されるかと思います。