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倉敷市児島老夫婦殺人事件① 〜被害者の首は持ち去られていた〜

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どうもこんにちは、筑前です。今回は未解決事件を取り上げてみようと思います。

 

資産家夫婦の頭部切り落とし持ち去る、腹には凶器を刺したまま 殺人鬼の本当の狙いは【未解決事件ファイル】

 

1995年4月28日、岡山県倉敷市児島にある民家が火災により全焼した。焼け跡からは住民の老夫婦の遺体が発見されたが、なんと2人の首が切り取られ、何者かに持ち去られていたという。警察は殺害事件と断定し、延べ9万人の捜査員を投入。大規模な捜査が行われたが、2021年2月現在も犯人は捕まっていない。

事の発端は午前2時30分すぎ、民家が燃えていると近隣住民から消防署に通報が入った。しかし、火の勢いは強く、懸命な消火活動もかなわず民家は全焼してしまう。この時点では、駆けつけた警察官たちも単なる火災事故だと考えていたかもしれない。ところが、焼け跡から見つかった住民の男性Aさん(当70歳)と、その妻女性Bさん(当時66歳)の遺体は異様な状態だった。なんと、2人の遺体から頭部が切り取られていたのだ。

警察の現場検証では、夫婦ともに無数の刺し傷が残されていたことも判明した。Aさんに至っては、凶器に使われた包丁と登山に使うピッケルが腹部に刺さったままになっていたという。司法解剖の結果、Aさんの死因は心臓損傷、Bさんは腹部を刺されたことによる失血死であることが判明した。死亡推定時刻は4月27日の17時から21時頃とされた。警察は、夫婦に残された傷や、灯油をまいて火をつけた痕跡が残されていたことから、殺人・放火事件と断定し捜査を開始した。

執拗に凶器で痛めつけ、そのうえ頭部を持ち去るという残忍な犯行。警察は被害者夫婦が犯人から強い恨みを買っていたのではないかと推測した。Aさんは付近の山林を所有していたことから、土地を巡るトラブルが真っ先に疑われたそうだ。結果、Aさんが知人との間で土地や金銭を巡る数十件の問題を抱えていたことが判明。住民の噂では、被害者宅の近くに住む暴力団関係者と土地の境界線を巡って争っていたという。信ぴょう性は定かではないものの、事件に関係していると疑われた人物が死亡したために、警察の捜査が難航したという情報も見つかった。警察はトラブルになっていた人物全員から話を聞くことにしたが、結局証拠となるものは何も見つからなかったという。

その後も、警察は懸命な捜査を続けたものの、事件に動きは見られなかった。当時の法制度では、殺人事件は発生から15年経過した時点で公訴時効を迎えることになっており、この事件も2010年4月28日にて捜査が打ち切られる予定だった。しかし、刑事訴訟法の改正によって、前日の2010年4月27日に殺人罪の公訴時効が撤廃。現在も地元警察により捜査が続けられているという。
犯人はなぜ夫婦の頭部を持ち去ったのだろうか。被害者の特定を遅らせるためか、単なる私怨か、それとも想像もつかない理由があるのだろうか。証拠となる凶器をわざわざ残していったのも不自然だ。もしかしたら、残虐な犯行方法も含めて、犯人からのメッセージなのかもしれない。

 

この事件は夫婦が殺害された上に夫婦の首が切り取られ、夫婦宅が放火され、何故か夫婦の首が持ち去られるという犯罪史上稀に見る怪事件です。そしてこの事件は上記に書かれている通り、神のイタズラなのか、本当にギリギリで時効を逃れたという事件です。おそらく時効撤廃後、現在も捜査している未解決事件の中で最古の事件だと思われます。私が一番謎だと思う点は被害者の首だけ持ち去られているという点です。首を持ち去った理由としては証拠隠滅、見せしめ、''戦利品''というのが考えられます。(ついでに動機の考察にもなってしまうかも。)

まず証拠隠滅の線ですが首だけを持ち去ったのはいいものの、それ以外は放置したままです。証拠隠滅というのは考えられないでしょう。あるとするなら、犯人は被害者の遺体をバラバラにしようとしたけど、何かしらのアクシデントがあって途中で辞めて首だけ持ち去ったという可能性はゼロとは言えませんが、低いでしょう。

見せしめの点ですがこれは上記に書かれている暴力団関係者が犯人だった場合です。土地の境界線でトラブルになっていたAさんを殺して土地の所有権を奪ってしまおうと考えて、Aさん宅に侵入、Aさんを殺害し、邪魔になったBさんも殺害して''見せしめ''の為に2人の首を持ち去った。と考えられます。実際、2009年の横浜港バラバラ殺人事件の池田容之死刑囚は被害者の首を生きたまま電動ノコギリで切断するという行為を行っていますから、その類の人物の犯行の可能性があります。(いわゆる893)

最後の''戦利品''ですが、戦利品と言うのは快落殺人者が殺人の心地いい思い出に浸るために遺体の写真や遺体の一部を持って帰る事を意味します。この説は犯人の動機が快楽殺人だとします。犯人は面識のないAさん宅に侵入し、夫婦を殺害後、そして''戦利品''を持ち帰りたいと考えて夫婦の首を切断して持ち帰り、そのまま夫婦宅に放火して逃走したというのが考えられます。実際、神戸連続児童殺傷事件の東慎一郎も首を切断して生首を鑑賞しながら自慰行為をして射精をしていますし、会津若松母親殺害事件の栗田恭平も母親の首を切断して、母親の首をバッグの中に入れたまま警察署に自首しています。実際、このような過去の事例を見ても快楽殺人者が首を切断するという事は決して珍しくはないのでこの可能性は大いにあるでしょう。また、個人的に気になったのは「信ぴょう性は定かではないものの、事件に関係していると疑われた人物が死亡したために、警察の捜査が難航したという情報も見つかった。」という所で、この人物がもし犯人だとしたら既に死亡してしまっている上に新しい証拠も出ないと思うので解決は困難でしょう。首を持ち去った理由で少しやってしまいましたが、動機の考察も一応します。考えられるのは強盗殺人、怨恨殺人、快楽殺人です。

まず強盗殺人の線ですが被害者は山林を所有していた事から、夫婦はそこそこの金持ちだと思うので有り得る話です。例えばAさんの知人が金を強奪する為にAさん宅に侵入し、それをAさんに見つかったために夫婦を殺害したという可能性も高いでしょう。しかし現場は放火されてしまい、証拠品が燃えてしまっているので、もしも強盗殺人でも現金を持ち去った形跡も残ってないでしょうし、何とも言えません

怨恨殺人の線もAさんは土地や金銭を巡るトラブルが知人との間で数十件もあった事から大いに有り得ます。

快楽殺人の線は上記で話した通りです。

この事件からもう約27年が経過してしまっていますが、果たして稀に見る猟奇的な怪事件が解決する日は来るのでしょうか?